先日「こちらあみ子」という映画を観ました。
簡潔に説明すれば人とどこか違う「あみ子」の世界を通じて描かれる世界を映画化した物語です。
観終わった私は正直、晴れ晴れとした気持ちはなく、泣きそうな気持ちの一歩手前くらい、考えさせられていました。
あみ子はとにかく人と違います。
違うからこそ、自らの接する世界とのあいだに不調和を呼んでしまいます。
でも、あみ子に悪気は全くなく、それだからこそ、
人によっては、そこに残酷さのようなものを見出す人もいるかもしれません。
きっと、とても生きにくい世界だったろうと思います。
私が歌唱指導の講師として関わらせていただいている
「青少年ワークサポートセンター広島」は
発達障害や引きこもりの人達の自立と就労を支援する事業所です。
私はそこで歌唱指導させて頂くようになって約2年経ちます。
彼らと関わって思うのは、人との関わりが苦手だったり、上手に気持ちを表現できないけれど、彼らはとても純粋で素直な人達ばかりです。
あみ子の時代に、こんな施設があったらあみ子にも
居場所が見つかったかもしれないと思うと、今現在、こういった施設がある事を、より多くの人が知り、
発達障害に対しても理解が深まる事で、不幸な結果が生まれないんじゃないかと強く思います。
今、「青少年ワークサポート広島」ではその為に、講演会を何度も行っていますが、営業ではなく、本当に困っている人に届けばいいなと心から思っています。
お困りの方、相談だけでもされてみたい方、
相談に行ったけれど、思うような話にならず諦められてる方、広島県域しか難しいとは思いますが、
先ずはぜひご相談してみてください。
青少年ワークサポートセンター広島